図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室では、意志力を鍛えて自己をコントロールする方法が科学的に紹介されています。
実は、図解でわかるバージョンではない「スタンフォードの自分を変える教室」も買って読んだけど、むずかしく感じて読みこなすことが出来なかった。
しかし、本著「図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室」は、カラーの図解がわかりやすくスラスラと読了できた。
本著はわたしと同じようにスタンフォードの自分を変える教室を挫折した人にもわかりやすいように書かれています。
実践してすぐ使えるようにメモしておきました。
科学者のように「自分を見る」
自己コントロールを強化するための第一歩は、自分がなぜ、どのように自制心を失うのか?を知ることからだ。
自己をコントロールする力を高めるには「いつ、どこで、どのように」失敗するかを知ること。
その上で、対策を練り実行する。
失敗の内容をメモにとる。
後から読み返し「いつ、どこで、どのように」を明らかにする。
それから
「どうすればよいか」を書く。
そして、対策を実行した結果を見直す。
成功でも失敗でも、その原因を分析して教訓化や改善をする。
自制心を発揮する
ストレスが高まると、心拍変動力は低下する。つまり、心拍数が上昇し衝動的になる。
自制心を発揮するには心拍変動を上昇させ、気持ちが落ち着くようにする。
心拍変動を上昇させて落ち着いた状態にするための有効な方法は、呼吸のペースを遅くすること。
・数息観が有効
ゆったりした状態(椅子や寝た状態)で、呼吸を心の中で数えることに集中する。
「ひとーつ。ふたーつ。三ーつ。」
望む力を利用してやる気を出す
例えば、何か自分の意志力を必要する課題がある場合にやる気を出すとする。
1.「それをやる」ことで、どんないいことがあるかを考える。
「今よりもっと健康で幸せになる」
「自由や経済的安定、成功が手に入る」など。
2.誰のためになるか考える。
周りにどんな影響があるかを考える。
3.だんだんラクになることを考える。
今はつらくても進歩の過程だと考える。このつらさに耐えて乗り越えていく自分をどのように感じるか?
4.「なぜ」を考えれば姿勢が変わる。
誘惑に負けそうになったら「なぜ」このような努力をしているかを自問する。
5.自分を許して自制心を取り戻す。
失敗した時に喜んでいる自分を責めると、罪悪感の反動でますますダメな行動をしてしまう。必ず自分をなぐさめてあげる。
失敗を繰り返さないために自分をなぐさめる方法
1.失敗した時の気持ちを言葉にして、落ち着いて自分の心を見つめる。
「どんな気持ち?体の状態は?」
2.他に同じような失敗をした人はいないか?
人間は失敗するものなんだから、時には理性をうしなってしまうもの。他にも自分と同じような失敗をする人はいないか?
3.親しい友達が同じような失敗をしたら、と考える。
友達にどのように声をかけるか?失敗をあげつらい攻撃することはせず、建設的に優しくアドバイスをするはず。自分にもそのように接してあげる。
感想
ブログを書くことも私には非常に「意志力」が必要で、大変だと感じていた。しかし、上記の方法を実践しつつ今回のブログ記事を書くことで、いつもよりスムーズに書くことができた。
「このブログを書くことでどんないいことがあるか」を考えたり、ブログを毎日書かないことへの自分攻撃もやめて、なぐさめ励ました。
このブログを更新したら、ブログを書いて今まで失敗だと感じたことを分析しよう。
本は読むだけじゃダメで、実践してこそ意味を成すんだなと改めて感じた。
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