「赤本の世界」の元になった赤本は、1000万部も売れた大ベストセラーの民間療法書である。
要約されている「赤本の世界」にも、数多くの民間療法が紹介されている。
有名な「青汁・梅肉エキス・卵油」の作り方や効果も紹介されており、健康食品のタネ本ともいえる。
実践して効果のあった3つの療法
赤本自体は、1925年に著されたもので、科学的にちょっと大丈夫か?と感じる療法もある。
その中から副作用がなさそうで、かつ、簡単に実践できる療法を選び実践してみた。
効果を感じたのは以下の3つ。
- 酢や柑橘系の果物で血圧を下げる
- 雑煮餅で元気になる
- 丹田呼吸法で精神の安定
酢や柑橘系の果物を食べて血圧を下げる
元々、血圧は低いほうだったが、太ることで血圧が高くなっていた。
立ちくらみのような症状がよく起こっていたので、赤本に書いてある通り、酢やみかんを食べるようにしていた。
酢は、味噌汁にも入れたり、食後にミカンをたべるという簡単なもの。
一ヶ月に一度は通院している病院で、「少し血圧が下がってますね」と言われて、二ヶ月目では「ほぼ正常値になっています。何かされたんですか?」と言われて驚いた。
確かに立ちくらみがほとんどなくなっていたけども、半信半疑だったので赤本の実践に弾みがついた。
雑煮で元気になる
私は片頭痛もちで、頭痛薬を飲んだ次の日は、大抵元気がなく食欲もなくなっている。
赤本では、雑煮を食べることで、食欲も出て、元気がでてくるのだというので実践。
「元気モリモリ!」とはいかないものの、消化が良いといわれるうどんよりも食べやすく、お腹に力が入るように感じて元気が出てくる。
これは、餅であればなんでもよいわけじゃなく、必ず雑煮にしないといけない、と書いている。
丹田呼吸法で精神安定
基本は、腹式呼吸での深呼吸になる。
丹田呼吸と呼ばれるもので、下腹に意識を集中して腹式で呼吸する。
これをやると、ざわついた心が徐々に落ち着き、目の前の出来事に過剰に反応することがなくなっていく。
いずれも簡単な療法なので、3つの療法は習慣となって、3ヶ月ほど持続して続けられている。
まとめ
「猫いらずの中毒」から「精力を上げる方法」まであらゆる療法が載っている。
実践して効果を感じなかった療法や、今では科学的には厳しいと感じる療法もある。
しかし、民間療法の原典のような本なので、民間療法に対する妙な期待や偏見がなくなる良書であった。
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