AIに仕事を奪われる前に読んでおきたい本「なんクリ」

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なんクリ

今ある仕事で、その内の47%が「AI」に仕事を奪われてしまうといわれています。

特になくなる可能性が高い(90%以上)職業も発表されています。

その「失われる職業欄」をみると、主にアイデアを必要としないような職種ばかりなようです。

 

人間に処理しきれない膨大なデータを糧とし、一時も休まず自己成長を続ける知能には、人間は勝てないでしょう。

AIの進化はとまらないのだから、今さら「AIは悪いものだ」とグチを言っていては、路頭に迷ってしまうことになります。

これから先は、いかにAIを利用するか?を考えたほうがよさそうです。

そして、現在のAIに対抗できると思われる(今のところ)創造的な能力を身につけ磨いていくべきでしょう。

 

そこで必要となるのが、何の仕事をしていても役立つスキルであろう「企画力」です。

「企画力」を身につけることが、「誰でもできる仕事」ではなく「自分にしかできない仕事」として、オリジナリティや付加価値を生み出すためのカギになると思います。

 

これまで私は、他の企画やアイデアを生み出すメソッド本を、かなり読んできました。

その中でも今回紹介する企画本「なんクリ」は、「企画を生む力」を育てることができる内容であり、数ある企画本の中では、一番先に読むべき良書だと感じました。

なんクリ」は、企画を生み出すための能力や考え方を、キャリアレベル別に習得できるようにつくられているのです。

  1. 準備期
  2. 新人時代
  3. 3年目
  4. ユニットリーダー
  5. プロジェクトリーダー
  6. ベテラン

それぞれのレベルの時にやるべきメソッドが各々紹介されています。

 

わたし自身は企画職でもなく、企画(アイデア)で大きな成果をあげたこともないので、恥ずかしながら自分を「準備期」だと位置づけています。

試しに「ユニットリーダー」「プロジェクトリーダー」時代用の、企画を生み出すメソッドをやってみました。

すると、この本を読む前と同じ平凡なアイデアしか湧かないし、アイデア出しがきつくて仕方がないのです。

 

このことは本書に書いてあるのですが、企画を生むための脳が鍛えられていないせいだと感じました。

企画を生むための脳が鍛えられてないと、アイデアを生み出すためのメソッドを使いこなすができないのです。

アイデアや企画の類書にある「マインドマップ」「マンダラアート」「水平思考」などのメソッドを使いこなすには、まずは企画を生むための脳を鍛える必要があります。

 

そこで、著者が企画脳をきたえるためにオススメしている方法が、1日1つだけアイデアを考えることです。

昨日自分が考えつかなかったようなアイデアを生み出すのです。

自分が昨日より少しでも進歩している、と感じることができるアイデアを毎日考えつくすことで、それまではなかった企画脳の神経ネットワークを生み出し、つなげて、強固なものにしていくのです。

 

1日1個とはいえ、「自分が昨日より少しでも進歩している」と感じるような企画を思いつくのは、やってみるとメチャクチャきついです。

しかし、自分なりにいい企画(アイデア)だと感じるものを考えついた時は、かなりの快感があります。

今はまだ準備期。

まずは、企画脳に体力をつけて、いずれは古今東西にある発想法に挑戦していこうと思います。

 

マインドマップなどをやってみても、どうもこれといったアイデアを考えつかなかったり、むずかしいと感じる人は、この「なんクリ」を読んでみてはいかかでしょうか?

なんとなくを、なんとなくじゃなくする方法が学べます。

企画脳を鍛えて、AIに大切な仕事を奪われることのないようにしたいですね。

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