「わたしは何で運が悪いのだろう、、昔からそうだった」
これから先も「自分は運が悪い」と感じながら送る人生は、相当ツライものがあります。
また、運が悪いと、努力しても努力しても悪い結果がでてしまうこともありえます。
そんな大切な運を良くするための方法を紹介しているのが、本書「運をつかむ技術」です。
運をつかむ技術―18年間赤字のハウステンボスを1年で黒字化した秘密
著者は、一代で「エイチ・アイ・エス」という企業を作りあげ、開業からずっと赤字続きのテーマパーク「ハウステンボス」を、1年で黒字にするという偉業を達成しています。(ハウステンボスは1992年の開業以来ずっと赤字)
その著者が「人生の90%は、運に支配されているといっても過言ではない」と言い切っています。
運が良かったから偉業を成し遂げることができたのです。
その人生の90%を支配する運は、「天が運んでくるもの(天運)」と、「自分で運ぶもの」の2つあるといいます。
そして、「天運」よりも「自分で運ぶもの」のほうが人生には影響が大きいようです。
ということは、運はコントロール可能なものとも言い換えることができます。
では、著者はどのように運をコントロールしているのでしょう。
その方法は3つあります。
1.どんなときでも明るく元気にふるまう
自分自身が明るくふるまうことで、運が良い「人」や「事」を引き寄せることになるようです。
逆に自分がネガティブであれば、「運が悪い」ものを引き寄せることになります。
また、ネガティブで運のない人を避けることも大事なようです。
2.「仕事のスピードを上げる」
通常のスピードの1.2倍速く動くことが大切なようです。
著者は、会社の赤字をなくすために経費節約を実行しました。
しかしそれでも節約できない仕事は、1時間かけていた仕事を45分で済ますということをやって、かなりの部分で業績回復ができたようです。
また、仕事ができる人で共通する2つの特徴として、「ポジティブ」で「スピーディに仕事をやり遂げる人」だそうです。
仕事の早い人は、早く仕事を終わらせて内容も良いといいます。
しかし仕事の遅い人は、時間も2割り増しになり、内容も悪いそうです。
耳が痛い。
3.「ブームのちょっと前を狙う」
著者はブームには乗らず、ブームになっているものは、もう終わりの時だといいます。
ハウステンボスに、AKB48を読んだのは2010年だそうです。
AKBが大ブームになるちょっと前だったので、かなり話題になったようです。
「ONE PIECE」も大ブームになる前に利用したようです。
誰もが、旬だと思うより前の段階の、感度の高い人は知っている、という段階をつかむのです。
そうすれば、まだブレイク前だから安く利用でき、感度の高い人に訴求できます。
これは、「商品の仕入」にも当てはめて考えることができますよね。
ですから、テレビで連日流れて、老若男女に知れ渡るような状況になっていると、もう遅いというわけです。
まとめ
運をよくする3つの方法
- どんなときでも明るく元気にふるまう
- 仕事のスピードを上げる
- ブームのちょっと前を狙う
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