わたしが唯一読んだ少女マンガとして「動物のお医者さん」がある。
おもしろいから読むわけだが、ペット(犬)を飼う上でかなり役立った。
それは、薬の飲ませ方である。
今はもう虹の橋へ旅立ったわたしの飼い犬は、大の薬嫌いであった。
普通に薬を口に入れただけでは、「プッ!」と吐き出し、
ドッグフードに混ぜても薬を一粒だけ残す。
食パンに薬をめり込ませてカモフラージュしても、そのパンだけ吐き出す。
ようやく飲み込んだかと思ってたら、実は口の中に入れたままの状態で私が立ち去ってから吐き出す。そして、朝になってドロドロに溶けた薬が発見されるという始末だった。
「あなたね、薬飲まないと良くならないよ。」
「フィラリアの薬高いんだよ。」
「散歩に行けなくなるよ」
と言ってももちろん通じないわけです。
こうやって困っているときに読んだのが「動物のお医者さん」です。
動物のお医者さんにも薬嫌いの犬が出てくる。
そんな犬にもほぼ確実に薬を飲ませることができる方法が紹介されている。
ちょっとかわいそうだけど、おもしろい方法です。
わたしの犬も、その方法ならほぼ確実に飲んでくれた。
薬が嫌いな犬の薬の飲ませ方
やり方はこうだ。
- 犬におすわりさせる
- 顔を上に向けさせて口を開けさせる
- できるだけ喉奥に薬をすべりこませる
- 正面を向かせて、口を掴んで閉じたまま頭をはたく
頭を叩くときのコツは、大きなモーションで、かつ、最小限の力で、というとこでしょう。
キョトンとした顔でゴクンと飲んでくれます。
「動物のお医者さん」では、頭をはたいた時点で犬が怒って襲いかかってきます。
わたしの犬も襲い掛かってこないまでも、「何で叩くの?」みたいな表情で見つめてきます。ごめんね。
犬にとっちゃ迷惑な方法だけど、薬を飲まないことで病気が悪化したり、フィラリア症にかかってしまうより、強引にでも飲ませるのが飼い主の責任でしょう。
もし、お薬を飲まない犬さんを飼っているなら、ぜひ試していただきたい。
ごめんね、クマさん。
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